「ルームシェアを始める前に、何を決めておけばいい?」——これから始める方が、まず悩むところだと思います。
私たちは大学生の女性2人で、2年半以上ルームシェアをしています。入居前に決めたのは、実はお金のことだけです。この記事では、その理由をご紹介します。
「ルールをたくさん決めておかないと、揉めるのでは?」と不安な方もいるかもしれません。でも、私たちの経験では、決めておくべきこと、決めなくてもよかったことがはっきり分かれました。ぜひ、入居前の話し合いの参考にしてみてください。
入居前に決めたのは「お金のルール」
ルームシェアを始めるにあたって決めておいたのは、お金関係のルールです。
誰がいつ、どうやって、何を支払うのかを明確にしておくと、お互いに責任を持って暮らす意識が生まれます。曖昧にしておくと、「払ったつもり」「払ってもらったつもり」のすれ違いが起きやすいからです。
例えば、家賃です。私たちの場合は、相方に家賃分を直接手渡しして、相方の口座から家賃が引き落とされるようにしてあります。
お金のルールを、なぜ最初に決めたのか
お金関係は揉めやすいので、お互いに納得がいくまで話し合っておくことをおすすめします。
少額でも、不満は大きくなりやすいです。「たった数百円」と思っても、それが積み重なったり、「自分だけが損している」という気持ちになったりすると、関係がぎくしゃくしてしまいます。
お金の話は、仲が良いほど切り出しにくいものです。でも、だからこそ、暮らし始める前に、きちんと話しておくことが大切だと思います。
入居前に決めておくと安心なお金のこと
お金関係のルールとして、一般的には、次のような項目を決めておくと安心です。
- 家賃の支払い方法と、支払いのタイミング
- 光熱費や、インターネット代の分け方
- 食費や、日用品の費用の分け方
- 引っ越しの初期費用や、退去時の費用の負担
この中で、何を決めるか、どこまで細かく決めるかは、二人の関係や状況によって違います。まずは、「誰が、いつ、どうやって、何を払うのか」が、二人とも同じイメージになっているか、確認してみてください。
家事は「決めない」のが正解だった
一方で、実際に決めたのはお金関係のみで、家事は決めずに、2年半以上過ごしています。
入居前には「この家事が不安」「この家事どうしようね」なんて話していたのですが、私たちにとっては「決めない」が正解でした。
私たちの家事のスタンスは、こんな感じです。
- 基本的に、全て自分がやるべきものとして捉えて暮らす
- 相手がやってくれたら、感謝する
- 手が回らない時は、お願いしてやってもらう
- 相手が家事をしている時は、「一緒にやろうか?」と声をかける
- 相手が大変そうな時は、やっておく
「これは私の担当」と決めてしまうと、「担当外だからやらなくていい」という感覚が生まれやすくなります。私たちは、全てを「自分がやるべきもの」として捉えているので、相手がやってくれたら素直に「ありがとう」と思えます。
家事を決めなくてもうまくいくには
家事を決めなくても揉めずにいられるのは、次のような前提があるからだと思います。
- お互いに、自分のことは自分でやろうという意識がある
- 手が回らない時に、素直に頼れる関係である
- やってもらったら、感謝を言葉にする
これらがそろっていれば、細かいルールがなくても、家事は回るのではないかと感じています。
決めない・決めるの、どっちが合うのか
家事を決めない方法は、私たちには合っていましたが、すべての人に向いているわけではありません。
決めないほうが合う人
- お互いの生活時間が近く、頼み合いやすい
- 家事に対する基準が、似ている
決めたほうが合う人
- 生活リズムが大きく違う
- 家事の基準やこだわりに、大きな差がある
- 頼んだり、断ったりするのが苦手
自分たちがどちらのタイプかを、入居前に少し想像してみるだけでも、決めるべきことが見えてくると思います。
入居前に話しておくとよいこと
最後に、入居前に話しておくとよいことを、まとめておきます。
- お金のルール(誰がいつどうやって何を払うのか)
- 苦手な家事や、不安な家事
- 生活リズムの違い
- 一人になりたい時の過ごし方
私たちは、家事は決めませんでしたが、「この家事が不安」という話は事前にしていました。ルールにはしなくても、お互いの不安を知っておくだけで、暮らし始めてからの気持ちの余裕が違ってきます。
入居後に、ルールを見直したくなったら
暮らし始めてから、「やっぱりこのルールは変えたい」と思うことも出てくるかもしれません。そんな時は、次のようにするのがおすすめです。
- 不満が大きくなる前に、早めに話す
- 相手を責めるのではなく、「こうしてみない?」と提案する形にする
- 変えたルールは、二人とも同じ認識になっているか、確認する
ルールは、一度決めたら変えられない、というものではありません。二人の暮らしに合わせて、柔軟に見直していけると、長く続けやすくなります。
お金のルールは、書き残しておくと安心
お金のルールは、口約束だけだと、「言った」「言ってない」になりやすいです。スマホのメモや、共有のノートなどに書き残しておくと、あとから確認できて安心です。
- 家賃の金額と、支払い方法
- 光熱費などの分け方
- 支払いのタイミング
書き残すと言っても、難しいものではなく、メモ程度で十分です。二人で内容を確認しておくと、お互いの認識のずれを防げます。
「決めておいてよかったこと」のポイントを整理
私たちの経験から、事前に決めておいてよかったことのポイントを整理します。
- お金のことは、明確に決めておく(責任を持って暮らす意識が生まれる)
- 家事は、決めなくてもうまくいく場合がある(「全て自分がやるべきもの」と捉える)
- 少額でも、お金の不満は大きくなりやすい
- 不安なことは、入居前に話しておく
「何を決めて、何を決めないか」は、二人の関係性次第です。ぜひ、二人にとってちょうどいいバランスを見つけてみてください。
入居前の話し合いは、一度で全部決めなくていい
入居前の話し合いで、全てを決めようとすると、大変です。私たちも、お金のことだけを決めて、あとは暮らしながら調整してきました。
- まずは、お金のことから話す
- 家事など、決めきれないことは、「暮らしながら考える」でも大丈夫
- 暮らし始めてから気づいたことは、その都度、話し合う
最初から完璧なルールを作る必要はありません。「決めておくこと」と「暮らしながら決めること」を分けて考えると、入居前の話し合いも、進めやすくなると思います。
まとめ
入居前には、お金のルールをしっかり決める。家事は、状況に合わせて柔軟にやりとりする。私たちの場合は、このバランスがうまくいきました。
お金は、明確に決めておくことで、お互いに責任を持って暮らせます。家事は、決めすぎないことで、感謝や助け合いの気持ちが自然と生まれます。
これからルームシェアを始める方は、ぜひ、自分たちに合った「決めること」と「決めないこと」を、話し合ってみてください。
家事の得意・不得意の話し合い方についてはこちらの記事、消耗品の買い出しルールについてはこち
らの記事でも詳しく紹介しています。


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