「洗濯物を畳むくらい、苦手でもできるでしょ」——そう思う方は多いのではないでしょうか。
私たちは大学生の女性2人で、個室なしのルームシェアをしています。この記事では、私が苦手な「洗濯物を畳むこと」で揉めた実体験と、今の落としどころをご紹介します。
ルームシェアの家事分担というと、「誰が何をやるか」に目が行きがちです。でも、実際に一緒に暮らしてみて分かったのは、揉めやすいのは「やる・やらない」よりも「やり方へのこだわり」だということでした。これからルームシェアを始める方や、同居人との家事の距離感に悩んでいる方の参考になればうれしいです。
私が苦手なのは「洗濯物を畳むこと」
私が苦手な家事は、洗濯物を畳むことです。
「それくらい、苦手でもできるでしょ」と思われるかもしれません。確かに、畳むこと自体はできます。実家で暮らしていた頃は、お手伝いとして洗濯物を畳んでいました。
ただ、「できる」ことと「得意で、気持ちよくやれる」ことは別だと思います。家事の得意・不得意は、できるかどうかだけでなく、「どれくらい負担に感じるか」でも変わってくるものです。
揉めたきっかけは、相方の「こだわり」だった
そんな私が、ルームシェアを始めてから揉めたのが洗濯物の扱いでした。
相方には、洗濯物の畳み方へのこだわりがあり、アイロンもかけるタイプでした。これは、一緒に住んでから初めて知ったことです。
実家にいる頃は、洗濯物の畳み方やしまい方を、あまり意識せずに済んでいた方も多いのではないでしょうか。でも、他人と暮らし始めると、それぞれの家で「当たり前」だったやり方がぶつかります。畳み方ひとつとっても、家庭によって違うものです。
相手に全部合わせるのは、限界だった
初めのうちは、相方のものは相方の畳み方に揃えて、アイロンもかけていました。相手のこだわりを尊重したい、という気持ちがあったからです。
でも、限界が来ました。
周囲から「ずっと仲が良いよね」と言われる私たちでも、相手に全て合わせることはできませんでした。仲が良いことと、相手のやり方を全部引き受けられることは、別の話です。無理をして合わせ続けると、どこかで我慢が限界を迎えてしまいます。
正直に言うと、「合わせなきゃ」と頑張っていた期間があったからこそ、「全部は無理」と気づけた面もあります。今は、その気づきがあってよかったと思っています。
ルームシェアで「家事のこだわり」が揉めやすい理由
洗濯物に限らず、家事のこだわりが揉めやすいのには、いくつか理由があると思います。
- 育った家庭のやり方が違う:どちらが正しいわけでもなく、「うちではこうだった」がそれぞれある
- 正解がない:畳み方や干し方に、絶対の正解はない
- 相手を否定しているように聞こえやすい:「そのやり方はちょっと…」という一言が、人格の否定のように伝わってしまうことがある
- 毎日続く:小さな違和感でも、毎日積み重なると大きくなる
つまり、揉める原因は「どちらかが悪い」からではなく、「違う人間が同じ家事を毎日やる」という状況そのものにあります。だからこそ、早めにお互いのこだわりを知っておくことが大切です。
今の私たちのルール
いろいろ試した結果、今はこんな形に落ち着いています。
- 畳み方が分からないものや、ハンガーにかけっぱなしにできるものは、そのままにしておく
- 基本は、お互いに自分のものに責任を持って片付ける
- 戻す場所が決まっているものは、相手のものでも片付けることがある
- アルバイトや休日がずれている時は、無理のない範囲で家事をする
相手のものは、畳み方が分からないなら無理に畳まない。無理に畳んで、相手のこだわりとずれてしまうより、そのままにしておくほうがお互いに楽だと考えています。
一方で、「戻す場所が決まっているもの」は、相手のものでも私が片付けることがあります。基本は自分のものは自分で、でもできる時にできるほうがやる。このくらいのゆるさが、私たちにはちょうどいいです。
現段階で、家事の負担割合に問題はありません。
家事のこだわりを伝える時のコツ
こだわりの違いが分かった時に、伝え方で気をつけたいことをまとめます。
- 「あなたのやり方が違う」ではなく、「私はこうしたい」と伝える
- 相手のやり方を否定せず、「そういうこだわりがあるんだね」と一度受け止める
- 譲れるところと、譲れないところを分けて話す
- 一度に全部解決しようとせず、気になったものから話す
こだわりは、悪いものではありません。相方の畳み方やアイロンへのこだわりも、大切に暮らしたいという気持ちの表れだと思います。ただ、それを相手にも同じようにやってほしい、となると話が変わってきます。「自分のものは、自分のこだわりでOK」という線引きができると、お互いに気持ちが楽になります。
入居前・入居直後に確認したいこと
これからルームシェアを始める方は、次のようなことを最初に話しておくと、あとで揉めにくいと思います。
- 洗濯物の畳み方や干し方に、こだわりはあるか
- アイロンをかけるかどうか
- 洗濯をするタイミングや頻度
- 苦手な家事と、得意な家事
- 「これだけは譲れない」というこだわり
私たちは、こだわりを住んでから知りました。入居前に全部を聞き出すのは難しいですが、「そういう違いがあるかもしれない」と知っておくだけでも、心構えが違うはずです。
家事のこだわりについて、よくある疑問
Q. 相手のこだわりが強くて、合わせきれない時は?
私たちの経験では、「全部合わせる」か「全部やめる」かの二択にしないことが大切だと思います。相手のこだわりを尊重できる部分は合わせて、無理な部分は「ここまでなら大丈夫」と線を引く。私たちも、畳み方が分からないものはそのままにする、という線引きに落ち着きました。
Q. 苦手な家事が多いと、分担が偏りそうで不安です
苦手な家事があるのは、悪いことではありません。大事なのは、それを隠さないことです。苦手なことを最初に伝えておけば、相手も「この家事は自分のほうが得意かも」と考えてくれますし、代わりに自分の得意な家事でカバーする、という助け合いもしやすくなります。
Q. 得意・不得意やこだわりを、どう切り出せばいい?
いきなり真剣な話し合いにする必要はありません。「私、洗濯物を畳むのがちょっと苦手なんだよね」くらいの軽い雑談から始めるのがおすすめです。相手も「実は私も…」と話しやすくなります。こだわりについては、違和感を覚えた時点で、「こうしてもいい?」と確認する形にすると、角が立ちにくいと思います。
まとめ
ルームシェアの家事は毎日続いていくものなので、早いうちに得意不得意やこだわりを話しておくのがおすすめです。
ただ、こだわりは相手と比べて初めて分かることもあります。分かった時点で伝えるようにしましょう。あとで不満が爆発するより、正直に話したほうが関係性のためにもいいはずです。
相手に全部合わせるのではなく、「自分のものは自分で責任を持つ」を基本にすると、お互いのこだわりを尊重しながら暮らしやすくなります。


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