ルームシェアを始めるとき、誰もが一度はぶつかるのが「家事分担どうする問題」です。私たちも最初は「掃除は週替わりで担当制にしよう」「お風呂掃除はこっち、キッチンはそっち」というように、きっちり担当を決めることも検討しました。
しかし今は、2年半以上あえて担当を決めずに生活しています。この記事では、その理由と実際の運用方法をご紹介します。
担当制にしなかった理由
担当制を検討してすぐに感じたのが、「担当が家事をサボった時に揉めてしまうのでは」という不安でした。「今日は相方の担当のはずなのに」という不満が積み重なると、家事そのものより人間関係のストレスの方が大きくなってしまいます。
大学生活は授業やアルバイト、就職活動などで忙しさに波があります。きっちり担当を決めてしまうと、忙しい時期にどうしても不公平感が生まれやすいと考え、担当制はやめることにしました。
「自分の場所は自分の責任」という考え方の本当の意味
私たちが大事にしているのは、「自分の場所は自分の責任」という考え方です。ここでのポイントは、「自分の私物がある場所だけを掃除する」という意味ではないということです。
家賃は部屋の一部分だけでなく、住んでいる空間全体に対して発生しています。だからこそ、相手の私物が置いてある場所以外——共有の床、水回り、キッチンなど——は、自分にとっても”自分の家”だという意識で、気づいた人が掃除するようにしています。
この考え方だと、「誰が汚したか」を気にするのではなく、「今気づいた人がきれいにする」という自然な流れが生まれます。結果として「あなたの担当でしょ」という揉め事の火種自体がなくなりました。
このやり方のメリット・デメリット
メリット
- 担当をめぐる不満やすれ違いが起きない
- 忙しい時期はお互い自然にカバーし合える
- 「やらされている感」がなく、気づいた人が自発的に動く空気が生まれる
デメリット・注意点
- 相手への信頼関係があることが前提になる
- お互いの「気づく力」に差があると、片方に負担が偏るリスクもある
- 最初から「ちゃんと運用できるか」は関係性次第なので、誰にでも当てはまる方法ではない
実際どのくらいうまくいっているか
正直なところ、この方法にしてから家事のことで大きく揉めたことはほとんどありません。細かい気づかい——洗い物が溜まっていたら先に洗っておく、ゴミが溜まっていたら気づいた方が出す、といった小さな積み重ねが、結果的にお互いの負担感を減らしているのだと思います。
まとめ
担当制を「決めない」というのは一見無責任に思えるかもしれませんが、私たちにとっては「家全体への責任感」を共有することで、かえって揉め事のないルームシェア生活につながっています。


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